まいにちソーセージ!

2016年生まれの男女ツインズとの毎日から生まれたものをお届けします。

プロローグ

この2年間

我が家の双子の子ども達は1歳9ヶ月。よく言うように、生まれてから今まであっという間でした。

妊娠中、「家族が増えるんだなぁ」という実感が生まれたのは、妊娠後期といえる頃…ちょうど今から2年前だったような気がします。

9月に緊急入院騒ぎがあって(こちらについてはまたいずれ!)、そして34,5週目には必ずと約束されていた管理入院費に入るまでのこの間が、妊娠期間で一番落ち着けたというか、唯一想像していたマタニティライフを味わえた時間だったと思います。それ以外のどの時期も、気持ち悪かったり不安だったりと心身ともにきつかっただけかもしれませんが。

とにかくまあ、この2年間に得たものがたくさんあることに感謝せずにいられない今日この頃です。

双子が特別だからじゃない

双子がいるいないに限らず、子どもができたらその瞬間から生活も視点も価値観もガラッと変わり、得るものが多いとも言えるでしょう。これは特別養子縁組などで子どもを授かった場合も一緒だと私は考えています。

我が家も初めての子育てなので、双胎児(双子のこと)と単胎児(通常通り一人で生まれてくる子)の違いが分かりません。そもそも子育てってものを知らないど素人だったので。

そして「双子がいるから特別得るものが多い」とは思いません。

別に双子だから大変とか苦労が多いわけではないはず。いろんな子どもがいて体質も性格も違う。親だって性格も環境も人それぞれだから、周りと比べようがない。

ただ、それでも「自分は双胎妊娠を経験したから得られたものがあった」と感じるところはあります。

「これは異常妊娠です」

このセリフは、妊娠が分かってすぐに出会ったものです。

医師からの説明で、双子を産むということは普通ではない、何があってもおかしくない、覚悟をしておくようにとの意味で告げられました。

実際にトラブルもあったし、上に書いたように夢に描くようなマタニティライフとは程遠いものでした。その一つ一つを、身をもって知っただけでも(今となっては)いい経験です。

さらに出産までの管理入院中には、そうは言っても自分はかなりの低リスク妊婦だったということも知りました。入院仲間の方達が経験したことは私のをはるかに超えるものだったからです。彼女らを尊敬するとともに、とても愛おしく感じました。今でも大好きな友達です。

収穫

私が得た一番大事なこと。

それは、妊娠と出産が普通とか当たり前ではないと知ることができたこと。

うちの子達も帝王切開という方法がなければ無事に産まれてくることはなかったんだよなぁ、と振り返るだけでも奇跡のようだし、産院で出会った全ての命が奇跡のようでした。

妊娠中の情報収集で読んだブログにも、心を揺さぶられるエピソードが山ほどありました。本当に人それぞれでとても勉強になりました。

なぜブログを書きたいのか

SNSが充実していて情報発信のハードルも下がった今は、欲しい情報が2年前よりもっと簡単に得られるはずです。

それでも数あるに越したことはないから経験者の話は色々知りたいと自分だったら思いそう。

だから、私も堅苦しくならない感じにリアル体験を書けたらいいな。

まずは妊娠中のことを中心に綴っていきます。産まれて時間経っていくと双子に特化したものでなくても同じだからね(←これも、双子以外育ててないので絶対そうとは言えないけれど)。